事業概要

静岡大学のテニュアトラック事業

 2011年(平成23年度) に、文部科学省・科学技術人材育成費補助金のテニュアトラック普及・定着事業に採択され、2015年(平成27年度)からは、自前のテニュアトラック普及・定着事業を開始しています。
 本学のテニュアトラック普及・定着事業は、重点研究分野並びにその関連分野の教育研究の高度化と活性化を図るために、意欲的で能力の高いテニュアトラック教員を、国内外の若手研究者から広く国際公募を実施して採用し自立した研究環境の下で自立と活躍の機会を与え、独創的な発想に基づく国際水準の研究活動を通して研究能力の向上を図ります。さらに、リーダーシップやマネジメント能力を高めるトレーニングにより将来のリーダー的な人材を養成します。
 なお、テニュアトラック教員の出産・育児・介護のライフイベントには、任期を延長し、テニュアトラック期間を通して厳格な評価を行います。
 また、テニュアが取得できなかった場合には、セーフティネットとしてテニュア審査後6月の期間にリクルート支援を行います。

 

これまでの取組

 静岡大学は、光・電子・情報分野及び生命・環境科学を重点研究領域として、これら分野について、研究の推進、研究拠点の形成を図っていくこととしています。
 その実現に不可欠な若手研究人材の発掘・育成に向けたテニュアトラック制度を実施することは、本学の研究ポテンシャルの向上、研究成果の地域への還元、優秀な研究人材の地域への供給等を通し、地域の産業振興、研究・産業人材育成に大きく貢献するものと考えています。

 このような認識のもと、本学のテニュアトラック制度は、2008年 (平成20年度)文部科学省・科学技術振興調整費による”若手研究者の自立的研究環境整備促進事業”に「若手グローバル研究リーダー育成プログラム」として採択され10名の研究者を採用したことから開始されました。
 若手研究者が、自立的に研究に集中できる研究環境(資源の優先配分、研究支援体制の充実、十分な研究スペースの確保、研究以外の負担軽減等)を整備し、高い見地からの指導・支援の下、優れた研究成果を上げつつ研究能力の向上を図る制度としており、同時に、将来の指導者として必要な、リーダーシップ、マネジメント能力、教育能力等の涵養も図っています。
 なお、評価基準を満たせば全員テニュア取得可能となるよう十分な数のポストを全学的に用意しています。
 また、採用審査等は、学外の専門家を含む委員会を中心に行っています。
制度についても透明性、公平・公正性の高い人事制度を整備・確立するために必要に応じ見直しを行っています。

 

テニュアトラック普及・定着事業

 文部科学省では、平成23年度から、それまでの成果を踏まえて「テニュアトラック普及・定着事業」を開始しています。
 テニュアトラック制度については、第4期科学技術基本計画(平成23 年8月閣議決定)において、「国は、テニュアトラック制の普及、定着を進める大学への支援を充実する。これにより、各大学が、その目的や特性に応じて、テニュアトラック制の導入を進めることにより、テニュアトラック制の教員の割合を、全大学の自然科学系の若手新規採用教員数の3割相当とすることを目指す。」とされています。
 文部科学省のテニュアトラック普及・定着事業では、若手研究者が自立して研究することができる環境を整備するとともに、テニュアトラック制という公正で透明性の高い人事制度を構築し、研究リーダーとなる教員・研究者へと育成するため、テニュアトラック制を実施する大学等に対して、テニュアトラック教員の研究費等を支援することによって、テニュアトラック制の普及・定着を図ることを目的としています。

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