圧力でオンデマンド分解が可能なプラスチックの研究開発に着手
-深海研究を応用したプラスチックのケミカルリサイクル-
農学部中村彰彦准教授ら共同研究がプレスリリースされました。
静岡大学は、国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立大学法人京都大学、国立大学法人京都工芸繊維大学と圧力をスイッチとしてオンデマンドで自在に分解可能なサステイナブルプラスチックの開発を目的とした共同研究契約を締結しました。
発表のポイント
◆廃棄プラスチックを構成単位であるモノマー・オリゴマーに解重合し、再度重合してプラスチックへと戻すケミカルリサイクルは、プラスチックの真の資源循環を実現するための最も本質的かつ有効な解決策です。
◆ケミカルリサイクルを実現するにはプラスチックに「安定性」と「分解性」という究極の相反する機能を両立させるイノベーションが必要です。
◆深海研究で培われた高圧技術を活用して、圧力をスイッチとしてオンデマンドで自在に分解可能なサステイナブルプラスチックを開発します。